雲嘉南浜海国家風景区

「布袋古早味蚵嗲」は、看板や電話もなく一見パッとしませんが、布袋漁港への観光客が最もよく訪れる、気の利いた蚵嗲（牡蠣のかき揚げ）屋台です。

一般的な蚵嗲は、カットしたものを皿で提供しますが、ゆっくり座って食べる時間のない人やバスに乗る人にとっては、紙袋へ入れても非常に食べづらいものです。そこで同店のオーナーは蚵嗲を棒状することを思いつき、全く同じ衣と具材を使い、棒状に成型して竹串をさして揚げました。同店の蚵嗲は食べ歩きで楽しめ、車の中でも手を汚さずに食べることができます。

同じように、もともと一粒ずつだった蚵仔酥（牡蠣のフライ）や蝦仔捲（エビロール）、鱈魚捲（タラロール）、花枝丸（イカ団子）、韭菜捲（ニラロール）も竹串をさして提供するようにしました。このちょっとした心遣いのアイデアで同店は大人気となり、お客さんが途切れません。オーナーは朝早くから開店準備し、各種揚げ物を揚げ網に並べて来店するお客さんを迎えています。