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北門臭素塔

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臭素は重要な化学原料で、難燃剤、消火剤、冷媒、医薬、農薬、化学肥料等に広く応用されています。

日本統治時代後期、殖民政府は航空機燃料の起爆剤の原料である臭素を、塩田の濃縮海水やにがりから精錬していました。原料が製塩場で生産する濃縮塩水(かんすい)であるため、この種の軍需原料製造工場は製塩場付近に建設されました。

日本曹達、日本塩業、台湾拓殖の三社が資本を出し合い、1939年高雄市に「南日本化学工業株式会社」を設立。台南市安平区に安平工場を、布袋、北門等に分工場を設置しました。「北門臭素塔」はその内の一つです。

「北門臭素塔」はコンクリート、木材、レンガで搭部分を建設し、トタンで覆われていました。けれども、台湾の中華民国復帰後、トタンと木材は住民に持ち去られ、現在も見て取れる「三合一、再加一」の標語が読み取れる赤レンガの塔が残るだけとなっていました。現在も台17線沿いに残る「北門臭素塔」は面積十数坪。外壁には剥落が目立ちますが、かつて重責を担っていた姿は雄々しくもあります。

観光スポット情報
住所
台湾台南市北門区台17線142KM地点付近(北門国小近く)
電話
+886-6-7861000
ファクス
+886-6-7861234
営業時間
24時間
交通情報
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