雲嘉南浜海国家風景区

北門塩場　観光地として再スタート

台南市には北門、七股という2カ所の塩田があり、両者は全く異なります。七股は塩田地盤が土壌で、最もあたらしく、北門は塩田地盤に瓦が敷かれ、台湾で最も古い塩田です（1818年造営の井仔脚塩田）。急水溪の南、三寮湾溪の北に位置し、歴史が長く、作業員の経験が豊富なので、ここでとれる塩の質は台湾一を誇ります。七股、安順、烏樹林といった塩場は、北門塩田の作業員の支援で造営されており、ここは新厝塩田と並んで台湾製塩の故郷と呼ばれます。

2000年、新設の沿岸ハイウェイが真ん中を通過したことが、塩田の事業を早めに終わらせるとともに、環境破壊も引き起きました。今では観光塩田として生まれ変わっています。

北門塩田の周囲は、水晶教堂、「銭来也」雜貨店などの見どころに恵まれ、北門自転車道も付近を通っており、サイクリングで塩田の風景の美を堪能できます。